2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Christoph Delz補筆によるSchubertのレリークソナタ

最近聴いたCDから。作曲家のChristoph Delz(クリストフ・デルツ:1950-1993)によるSchubertのピアノソナタD840「レリーク」の補筆完成版と、彼自作の2曲(ピアノのための《シルス》Op.1と《イスタンブール》より3つの抜粋)を収録したもの。 実は勘違いし…

Gabriela Monteroのデビュー盤

最近聴いたCDから、Gabriela Monero(ガブリエラ・モンテロ)のデビュー盤を。これは例のEMIのArgerichによる新人発掘シリースの1つだと思いますが、ただCDの装丁はやや豪華?で、また2枚組(ただし価格は1枚相当)となっています。曲目はRachmanionv, Scriabin…

Paul LewisのBeethovenソナタ集Vol.1

横山幸雄のBeethovenソナタ全集をまだ聴き終えてないのですが、また別のBeethovenソナタ集の感想を。最近リリースされたPaul Lewis(ポール・ルイス)によるOp.31の3つのソナタです。(これがVol.1で、ゆくゆくは全集になる予定だそうです。)Paul Lewisは…

VesselinovaのMozartピアノソナタ全集

昨日の小島盤の話の中でMozartのピアノソナタの話が出てきたので、今日はそれに関して。表題のTemenuschka Vesselinova(テメヌシュカ・ヴェッセリノーヴァ)によるMozartピアノソナタ全集は時代楽器による演奏では私が一番愛聴している盤です。 彼女の名前…

小島芳子のHaydnクラヴィーア作品集

先週は時代楽器盤の話が続いたので、今日もそれに引き続いて。と言っても去年買った盤なのですが、非常に気に入っています。演奏者の小島さんは昨年の5月に肺癌で若くして亡くなっており、その追悼盤ということで昨年再発売されたものです(初出は98年)。収…

横山幸雄のBeethovenピアノソナタ全集(その2)

横山幸雄のBeethovenピアノソナタをあれからまた何枚か聴いてみました。今回聴いたのは 2, 4, 5, 6, 7, 11, 17, 26, 27, 28番。 印象としては前回とそれほど変わりませんが、やはり彼は前〜中期の方が向いているようです。というか27, 28番はもうひとつとい…

MorkのHaydnチェロ協奏曲

実は昨日のTetzlaff盤は2枚組になっていて、2枚目は表題のTruls Mork(トルルス・モルク)によるHaydnのチェロ協奏曲集となっています。今日はその感想。 演奏はというと、オーソドックスでまあ悪くはないんでしょうけど、個人的には音(の出し方)の魅力に…

TetzlaffのHaydnヴァイオリン協奏曲集

今日はChristian Tetzlaff(クリスティアン・テツラフ)によるJ.Haydnのヴァイオリン協奏曲集。これも先日のPodgerを買ったときに近くの棚にたまたま置いてあったもの。新譜ではなく、10年以上前の録音のバジェット・プライス盤です。 Haydnのヴァイオリン協…

横山幸雄のBeethovenピアノソナタ集(その1)

というわけで横山幸雄のBeethovenピアノソナタをいくつか聴いてみました。とりあえず聴いたのは前から 3, 8, 9, 10, 13, 14, 15, 16, 18, 21, 24, 30番。 番号が飛んでいるのは別につまみ食いしながら聴いたわけではなく、各CDに曲がバラバラ(というか恐ら…

Wispelwey/LazicのBeethovenチェロソナタ全集

室内楽つながりということで今日はPieter Wispelwey(ピーター・ウィスペルウェイ)とDejan Lazic(デヤン・ラジッチ)によるBeethovenチェロソナタ全集を。買ったのはずっと前ですが、今年これまで買ったCDの中では一番良く聴いている盤ではないかと思いま…

Manze/EgarrのMozartヴァイオリンソナタ

昨日に引き続いて今日はAndrew Manze(アンドリュー・マンゼ)とRichard Egarr(リチャード・エッガー)によるMozartヴァイオリンソナタ集を。 実は昨日のPodger/Cooper盤をCD店で買おうとしたとき、その棚の隣にたまたま置いてあったものです(こちらも新譜…

Podger/CooperのMozartヴァイオリンソナタ

最近聴いたCDから、Rachel Podger(レイチェル・ポッジャー)とGary Cooper(ゲーリー・クーパー)によるMozartヴァイオリンソナタ集Vol.2。 Mozartのヴァイオリンソナタと言えば、個人的には10年ほど前に出たBanchiniとVesselinovaによるものがずっと気に入…

ピアノコンクール

今日は音コン(日本音楽コンクール)の2次予選の第1日を聴きに行ってきました。 レポートはhttp://homepage3.nifty.com/kyushima/competition/onkon2005-2nd-1.htmlにあるのでここでは詳しく書きませんが、コンクールに関して日頃思っていることを一言。 長…

Libettaのラ・ロック・ダンテロン・ライヴDVD

というわけで、引き続いてラ・ロック・ダンテロン・シリーズのDVDから。 演奏者はFrancesco Libetta(フランチェスコ・リベッタ)。実は前回のBrezovsky版の最後にボーナス・トラックとしてこのシリーズの他版のさわりの部分が入っていて、それを見てこれは…

Berezovskyの超絶DVD

今日はBoris Berezovsky(ボリス・ベレゾフスキー)のLiszt 超絶技巧練習曲のDVDについて。ラ・ロック・ダンテロン・ピアノ・フェスティバルのシリーズ中の1枚です。 感想はと言うと、よかったですよ。演奏は。彼が以前出した同曲のCDも悪くなかったけど、視…

CascioliのChopin集

またまた最近買ったCDから、Gianluca Cascioli(ジャンルカ・カシオーリ)のChopin集。 CascioliはDGから2,3枚CDを出した後、あまり話を聞かなかったんですが、いつの間にかDeccaに移籍(?)していたんですね。 メインはスケルツォ全曲で、そのほかに軍隊ポロ…

TiberghienのBach

これも最近買ったCDから、Cedric Tiberghien(セドリック・ティベルギアン)のBach、パルティータ第2,3,4番。 Tiberghienは、これまでCDを2枚ほど持っていますが(1枚はロン・ティボー・コンクールのライブ、もう1枚はHMFから出たDebussy)、自分の中では…