2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
OVPPによるBachは気がついたらなるべくチェックするようにしているけど(受難曲を除く)、これは気がつくのが遅かった上に入荷待ちでだいぶ待たされて最近やっと聴けたもの。が、待ってた甲斐があったとも言うべき、期待を大きく上回る演奏。一人一人の声のつ…
第1集が好印象だったBusoni編曲集の続編。今回は私の好きなBWV532が含まれていたが、残念ながらこれはもうひとつ。いつものように音色やタッチが多彩なのはよいが、フーガ後半のアゴーギクはさすがにちょっと大仰すぎるし、またフレーズ中でテンポが走ったり…
久しぶりのHamelinのLiszt。B-A-C-H幻想曲やタランテラはよいとして、ロ短調ソナタは(通常の基準で言えば十分に優秀な演奏なんだろうけど)彼にもっと多くを望む人にとってはちょっと物足りないのではないか。というか直前にBuniatishvili盤を聴いた後だと…
グルジア出身の若手ピアニスト、Buniatishviliのデビュー盤。Argerichからも賞賛されているとのことがだ、確かにこの盤を聴く限り、かなりの逸材、というか軽い衝撃を覚えた。ロ短調ソナタの急速なパッセージでの指回りは目を瞠るものがあるし、メフィストワ…