2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Leif Ove AndsnesのMussorgsky展覧会の絵ほか

EMI時代になってからはどうも演奏が手堅すぎるというか、優等生すぎてて今一つ食い足りなさを感じるAndsnes。なので今回のCDも普通ならパスするところだったが、Horowitz+自作編曲版という話を聞いて気が変わった。もっともHorowitzの演奏自体はあまり好き…

Laure Favre-KahnのChopin前奏曲集ほか

Favre-KahnのCDは以前Tchaikovskyの協奏曲を試聴して、これはよいかも、と思ったものの曲自体があまり好きではないのでそのままになっていたが、今回のChopinは試聴の結果、購入。(例によって国内仕様は代理店が噛んで高いので海外サイトで。)改めて聴いて…

Dora DeliyskaのLisztアルバム

Vizi盤と同じく、これもタンホイザー序曲目当てで買ったものだが、やはり結果は今ひとつ。というかVizi盤よりさらに技術的にもどかしい。弾き飛ばすことなくキチンと弾こうという姿勢がある分、さらにテンポは遅くなり、ルバートも多くなっている。併録のロ…

Tzimon BartoのHaydnピアノソナタ集

Bartoのことだから今回も濃ゆいHaydnを聴かせてくれるのかなと思っていたが、果たしてその通り。特に緩徐楽章は並々ならぬ思い入れがあるのか、極端なスローペースに慈しむような弱音、常に表情を変化させる音色など、独自の世界に入っていく。(例えばテン…

Olli MustonenのBeethovenピアノ協奏曲第4 & 5番

Mustonen弾き振りによるBeethovenのピアノ協奏曲シリーズの待ちに待った完結編。特に4番を楽しみにしていのだが、第1楽章でのオケによる提示部後の最初のピアノのキレのある1フレーズを聴いただけで、まぎれもなくMustonen!と思わずニンマリしてしまった。…

Metzger/ZitterbartのBeethvenヴァイオリンソナタ第1,2,3番ほか

実は前回のCDを買うときについでにこちらの盤(リリースはこちらの方が先)も一緒に買っていて、前回の盤を先に聴いたときそれを後悔したのだが、聴いてみるとこちらは結構悪くない。時代奏法もしっくりきているし、むしろ音程が安定している分、同じ曲を収…

Metzger/ZitterbartのBeethvenヴァイオリンソナタ第4,5,9番

Beethovenのヴァイオリンソナタを時代楽器とモダン楽器の両方で弾いて比べるという趣向のアルバム。個人的に興味があったのは楽器を変えたときに奏法も時代(歴史的)奏法からモダン奏法に変えるのかということだったが、さすがにそこまではやっていないようで…

Alexander RomanovskyのSchumann & Brahms

先日少し触れたRomanovskyのDeccaデビュー盤をやっと入手。聴いてみるとやはり2枚目のアルバムよりはこちらの方が彼らしさが出ているようだ。特にPaganini変奏曲は全体としてなかなかの秀演。ただ、彼のBusoniコンクールのガラ・コンサートCDを初めて聴いた…