2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
Cislowskaは'77年生まれのオーストラリアの女流ピアニスト。このディスクは以前Tausigのバラード「幽霊船」のCDを探していたときに存在を知ったのだが、残念ながらそのときは廃盤になっていて入手は諦めていたところ、いつの間にか復活していた。(ただし彼…
先日の平均律以外にもRangellで聴いていないCDがあったのでついでに買ってみたものだが、こちらもなかなかいける。GibbonsやSweelinckなどルネサンス期の鍵盤作品をピアノで弾いたまとまったアルバムというのは思いのほか少なく(他にはGouldとか去年出たPie…
NaxosのLiszt全集の新譜(Vol.28)は2台ピアノ版のBeethoven合唱交響曲。この曲はこれまでCanino/Ballista盤とPludermacher/Planes盤を聴いているが、各声部の絡みがわかりやすく室内楽的アプローチのCanino盤、オケの響きをピアノで実現することを重視したP…
Chamayouはデビュー盤のLisztを聴いた限りではそれほど惹きつけられるものがなかったのだが、今回のMendelssohnもやはり何かもう一押しが欲しいという印象。確かに指はよく回っているし、明晰で清潔感のあるいかにもフランス的といった演奏なのだが、歌い回…
先日のコメント欄で情報を頂いたRangellの平均律を早速購入。自由闊達なアーティキュレーション、雄弁な左手、歴史的奏法を踏まえたアゴーギクなどいつものRangell節がふんだんに盛り込まれていて、彼の演奏スタイルがOKな人には十分楽しめる内容。ただ前…