Libettaのラ・ロック・ダンテロン・ライヴDVD

Francesco Libetta

というわけで、引き続いてラ・ロック・ダンテロン・シリーズのDVDから。
演奏者はFrancesco Libetta(フランチェスコ・リベッタ)。実は前回のBrezovsky版の最後にボーナス・トラックとしてこのシリーズの他版のさわりの部分が入っていて、それを見てこれは絵がまともそう(曲目も面白そう)ということで買ったものです。
実際見てみましたが、いいです。かゆいところに手が届くというか、こちらが見たいと思っているところはほとんど見せてくれるところが嬉しいです。
と思って今回の演出担当を見ると、あのBruno Monsaingeonだったんですね。さすがによくわかってらっしゃるという感じです。
演奏も良いです。特に印象に残ったのはLisztの死の舞踏(ピアノソロ版)、Ligetiの悪魔の階段、Saint-Saensのワルツ形式のエチュード、Alkanの4つの時代(第1楽章のみ)など。Ligetiは例の上空から回転しながら写す映像だったんですが、曲と実にマッチしてました。そしてさわり映像にも入っていたSaint-Saens。CDでも録音してますが彼はこの曲が十八番という感じです。
というわけでBerezovsky盤の(映像に関する)よい口直しになりました。