2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Caroline Fischerのデビュー盤

昨日に引き続いて今日はドイツ出身のピアニスト、Caroline Fischer(カロリーネ・フィッシャー)のデビュー盤の感想。ジャケットを見ると、J-Classicでよくあるようなヴィジュアル先行型の演奏家っぽい雰囲気が漂っていて、正直買おうかどうか迷ったのですが…

Ladislav Fanzowitzのデビュー盤

Ladislav Fanzowitz(ラディスラフ・ファンゾヴィッツ)というスロヴァキア出身のピアニストのデビュー盤の感想を。曲はHorowitz編のカルメン幻想曲、星条旗よ永遠なれ、結婚行進曲、Cziffra編の美しく青きドナウ、Godowsky編のこうもりの主題による交響的変…

DuchableのLisztピアノ曲集

Francois-Rene Duchable(フランソワ=ルネ・デュシャーブル)の、これまで持っていなかったLisztのピアノ曲集のCDが廉価盤で再発されていたのでこの機に買ってみました。曲は、葬送、コンソレーション第3番、エステ荘の噴水、バラード第2番、メフィストワル…

LonquichのFaure/Ravel/Messiaenピアノ曲集

週末に風邪を引いてしまい、間隔が少し空いてしまいました。Alexander Lonquich(アレクサンダー・ロンクィッヒ)と言えば、昔EMIから出ていたF.P.ZimmermannによるProkofievのヴァイオリンソナタ集でピアノパートを務めていたピアニスト、ぐらいの認識しか…

Jura Margulisのピアノ・トランスクリプション集

Jura Margulis(ユラ・マルグリス)は実は割りと最近名前を知ったピアニストで、以前'Live on Horowitz Steinway'というタイトルの、Horowitzのピアノで弾いたという謳い文句のライヴCDを店で見かけて、迷った挙句結局スルーしたのですが、最近になってより…

Midori SeilerのMozartヴァイオリン協奏曲第2,3番ほか

先日のブログで取り上げたMidori Seiler(ミドリ・ザイラー)によるSchurbertのヴァイオリンソナタがよかったので、彼女の別のCDを買ってみました。まずはMozartのヴァイオリン協奏曲第2,3番と交響曲第29番がカップリングされた1枚。バックはImmerseel指揮…

WispelweyのVivaldi チェロ協奏曲集

以前も書いたようにPeter Wispelwey(ピーター・ウィスペルウェイ)は私の好きなチェリストなんですが、少し前に彼のSchumannのチェロ協奏曲のCDを買ったら(例によって配送無料&マルチバイ・ディスカウントのための抱き合わせ用ですが^^;)、目的のSchuman…

時代楽器の呼び方

私は「時代楽器」という言い方をするのですが、世間一般的にはそれほどポピュラーとは言い難く、でも私がこの言葉を使うのはそれなりの理由があります、ということで今回はその話。世の中でいわゆる時代楽器を指す言葉としては以下くらいがあるでしょうか。 …

Midori Seiler/ImmerseelのSchubertヴァイオリンソナタ集

このブログでも何度か取り上げているように、私は時代楽器による演奏が結構好き(と言っても新譜を細かくチェックしているわけではない)のですが、これまでSchubertのヴァイオリンソナタを時代楽器で演奏した盤は持っていなかったところへ、新譜が出ていた…

「作曲者の意図を尊重」と言うけれど

昨日のN響アワーでShostakovichのピアノ協奏曲第1番をやっていたので少しだけ見ましたが、注目していたのは終楽章の最後のピアノソロの部分。ここは一旦テンポを落とし、そこから元のテンポに加速していく人が多いので、Toradzeはどうするのかな、と思ってい…

Jeffrey Bakerの’Fantastic World of Franz Liszt’

前回から電子音楽つながりということで、昔買った盤ですがCDの紹介を。私は電子音楽というかシンセサイザーものはあまり聴かないのですが、割と気に入っているのが2つあって、1つは前回も触れた'Switched-on Bach'(ただし続編の'Switched-on Brandenburgs…

J.S.Bach/高橋悠治のフーガの[電子]技法

高橋悠治のDenonへの一連の録音の復刻版がリリースされていますが、聴きたいと思うものは既に以前のCD化のときに買っていたので今回はまあいいかなとも思ったのですが(ただオリジナルジャケットは魅力)、せっかくの機会なので今まで持っていなかったフーガ…

HogwoodのGibbons鍵盤作品集

これも先日CD店の新着コーナーを眺めていて見つけたもので、Christopher Hogwood(クリストファー・ホグウッド)によるGibbonsの鍵盤作品集。元はL'Oiseau-Lyreから'75年頃に出ていたもので、実は私は昔からこれのCDを探していて、と言っても本当にCD化され…