2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ルール・ピアノフェスティバルVol.11(その1)

Vol.9(編曲集)、Vol.1-8(10枚組)が予想以上によかったので、(以前ちょっと言ったように)調子に乗ってVol.11を買ってみました。Vol.11は2004-2006年の演奏を収録した5枚組。うち4枚は一人の演奏者で1枚という配分になっています。今回はその中でCD3〜5…

Jean-Yves Thibaudetの’アリア 〜 Opera Without Words’

Jean-Yves Thibaudet(ジャン=イヴ・ティボーデ)はもともと嫌いなピアニストではないのですが、いつからかDuke EllingtonやらBill Evansやらそっちの方面に手を出すようになって、あいにくその方面はまったく興味がないのでずっとスルーしていたのですが、…

Lise de la SalleのShostakovich/Liszt/Prokofievピアノ協奏曲第1番

彼女にとっては2枚目のアルバムにあたるJ.S.Bach & Liszt集を聴いて以来、大いに注目しているLise de la Salle(リーズ・ドゥ・ラ・サール)の3枚目のCD。今回はコンチェルトということですが、Shostakovich, Liszt, Prokofievのそれぞれの第1番を1枚にまと…

Viktoria LakissovaのTchaikovsky/Pletnevくるみ割り人形ほか

1/25のエントリで取り上げたViktoria Lakissova(ヴィクトリア・ラキッソヴァ)のScarlattiオマージュ作品集が好印象だったので、他にどんなCDを出しているのか調べてみたら、Tchaikovsky/Pletnev編のくるみ割り人形などを録音していたことがわかり、早速聴…

ルール・ピアノフェスティバル1997-2004(その4〜最終回)

今回はCD9,10の感想。10枚組BOXの感想もこれで一応終わりです。ちなみにCD9は2002年と2004年での現代曲演奏を集めたもの、CD10はボーナスCD(同じく2002,2004年の演奏)という位置づけになっています。まずCD9ですが、こちらはVol.9(2005年)のボーナスCDと同…

ルール・ピアノフェスティバル1997-2004(その3)

前々回、前回に引き続いてCD6,7,8の感想です。CD6(2002年)も前年に引き続き質の高い年で、Tzimon BartoのRameau、Dorel GolanのClementi、Martin HelmchenのLisztスペイン狂詩曲などなかなかの秀演が揃っています。その中で印象深かったはJonathan Gilad(ジ…

ルール・ピアノフェスティバル1997-2004(その2)

前回エントリの続きで、CD4,5を聴き終えたのでその感想を。ちなみに今回も先入観なく聴けるように事前に演奏者名を見ないようにして聴いています。(普通のCDでもそうできるとよいのですが。)CD4(2000年)で特に印象に残ったのはMatthias Kirschnereit(マテ…

ルール・ピアノフェスティバル1997-2004(その1)

1/19のエントリへのコメントでも書いたように、Chopinについて日頃思っていることを書こうと思ったのですが、Chopinに対するアンビヴァレントな思いからか(?)うまくまとまらず(^^;)、しかたないのでしばらく保留することにして、まずは注文していたルール・…