2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Kuijken/La Petite BandeのJ.S.Bachカンタータ集Vol.8

これまで欠かさず買っているカンタータシリーズの第8集。歌手陣はSämannを除いて前回と同じで、その中では相変わらずCrabbenが好調。しかも4曲すべてでアリアがあり、見せ場が多いのが嬉しいところ。Genzも声質や歌い方は好きなんだけど、速いメリスマで遅れ…

Bugallo-Williams Piano DuoのVarèse「アメリカ」2台ピアノ版ほか

Varèseのオケ作品をピアノで弾くということで興味津々で買ってみた一枚。聴いてみるとピアノ版の春の祭典に似た雰囲気があって、特に出だしとか終盤などは、パクリとまでは言わないが似たようなフレーズもあり相当に影響を受けていたことが伺える。オケ版も…

Bobby ChenのProkofievピアノ曲集

そういえば最近Prokofievのソロピアノアルバムを買ってないなぁ*1、ということが引き金になったわけでもないが、初聴のピアニストのアルバムを購入。結果は半分満足、半分残念といったところか。特徴としては、音の流れが滑らかで、Prokofiev特有の鋭角的な…

Joseph Moogの’Metamorphose(n)’

以前Lisztの協奏曲集を聴いたことがあるMoogの新アルバムは、metamorphose(n)と題したLisztやらGodowskyやらのヴィルトゥオーゾ・トランスクリプション集。冒頭のノルマの回想から、非常に若々しさを感じる。歌心とか語り口といった点ではまだ硬い面が多いが…

Romain DescharmesのRavelピアノ曲集

デビュー盤のBrahmsに続いて、迷った挙句、第2弾のRavelも買ってしまった。(彼のHPを見ると、実はその前にもう一枚出ているようだ。)が、こちらも印象は今ひとつ。非常に繊細かつ丁寧に弾いているのだが、全体的にこぢんまりとした感が拭えない。特に夜の…

Kurosaki & NicholsonのBeethovenヴァイオリンソナタ集Vol.1

一昨年出たM.Seiler/ImmerseelによるBeethovenヴァイオリンソナタ集の続編が早く出ないかなと待っていたら、今度はKurosaki/Nicholsonのペアが全集録音を開始。Seiler盤が1,2,3番と若い方から攻めているのに対し、こちらは9,10番と後ろから。というわけで収…

Markus BeckerのJ.S.Bach/Regerピアノ・トランスクリプション集

Hyperionのこのシリーズはいつも買っているわけではないが、今回は弾いているのがMarkus Becker、そして私の好きなBWV532が入っているということで購入。そのBWV532は、有名なBusoni編に劣らず重厚かつスケールの大きな編曲でそれは悪くないのだが、その重厚…