2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Christian TetzlaffのBrahmsヴァイオリン協奏曲ほか

Beethovenの再録、Bachの再録と、このところ私にとってはあまり芳しくない結果になっているものの、まだまだ気になるヴァイオリニストであるTetzlaffの新譜。結果としては今回も、普通に良い演奏だとは思うが、強く惹きつけられるところまではいかなかった。…

ピアノ演奏における「テクニック」とは

前回記事のコメントに触発されて、テクニックについての私の考えを。といっても当たり前のことも含まれていると思いますが。ピアノ演奏におけるテクニックには、広義と狭義の2つがあると思っていて、狭義のテクニックはいわゆるメカニックと呼ばれる、主に…

Gyorgy Cziffraの変奏曲集

Cziffraのディスクは詳しくないので店頭でたまたま見かけて買ってしまったのだが、後で調べたら過去に仏EMIから出ていた格安8枚組に含まれていた曲のようで、ちょっと早まったか。でも最初のBeethovenを聴いて、そのツボを押さえた端正な演奏にちょっとCziff…

音楽三昧のJ.S.Bachオルガン編曲集

前回のCDと同時にもう一枚リリースされていて、こちらはオルガン編曲集だが、全体的な印象は前回と同じ。どうやらBachを現代的な感覚でアレンジする、ということではなく、あくまで当時の様式、奏法に従って演奏するというのがコンセプトらしい(というか、…

音楽三昧のJ.S.Bach平均律第1巻前奏曲集ほか

音楽三昧は、以前Ravelのクープランの墓などが入ったCDが結構印象に残っていて、今回のJ.S.Bachも期待して購入。結果としては予想に比べるともう一つだったか。Ravelでは割とPOPな味付けというか、遊び心が感じられるところが魅力だったが、今回は総じて真面…