2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Yuja Wangの’Transformation’

デビュー盤のソナタ集はもう一つ感心しなかったYujaだが、今回の編曲集は技巧性が高い曲揃いということで彼女の本領が発揮されている。特にペトルーシュカとPaganini変奏曲はメカニックの点ではこの曲の録音の中でもトップクラスにあると言えそう。後者はMic…

Alexander MelnikovのShostakovich 24の前奏曲とフーガ

Scriabinでも強く感じたが、Melnikovの音色やタッチをコントロールする能力はやはり刮目すべきものがある。今回のShostakovichもすべての音が滑らかにコーティングされているかのよう(Fellnerの平均律を思い出させる)で、特に弱音での柔らかく陰影に富んだ…

Kurosaki & NicholsonのBeethovenヴァイオリンソナタ集Vol.3

今年の2月にVol.2が出たと思ったらもうVol.3で、ペースが早い。今回の1,2,3番は最近ではSeiler/Immerseel盤やMetzger/Zitterbart盤を聴いているが、同じ時代楽器と言ってもやはり微妙にスタイルや音色が異なるところが面白い。で、どれが一番良いかと聞かれ…

Louis LortieのChopinアルバムVol.1

ChopinイヤーということでLortieも久しぶりとなるChopinを録音。Vol.1と銘打っているので続編もあるのだろう。聴いてすぐに感じるのは、やはり音の美しさ。しっとりとした瑞々しさはデビュー盤のエチュードを思い出させる。(Fazioliを使っているのも関係し…

Antonii Baryshevskyiのデビュー盤

Baryshevskyiは1988年生まれのウクライナのピアニスト。Scarlatti, Debussyのほか、ラ・ヴァルス、Rachmaninovの2番ソナタ、ペトルーシュカ3楽章という、腕に覚えあり、といったプログラムが目を引いたので買ってはみたが、正直あまりパッとしない。最初のSc…