Sergio TiempoのLiszt & Tchaikovsky協奏曲

Tiempoは久々に聴く気がするが、相変わらずぶっとんだ演奏を聴かせてくれる。Liszt死の舞踏の爆演というとMatsuev盤が記憶に残るけど、馬力のMatsuev、瞬発力のTiempoと言ったところか。Tchaikovskyもダヴルオクターヴのパッセージでは腕が鳴って仕方がないといった感じで、歳を取るに連れて大人しくなっていく人が多い中、彼もArgerichにようにこの芸風をずっと続けてもらいたい。