今年最も印象に残った10枚
恒例(?)の、今年聴いた新譜の中で最も印象に残った10枚(セット)です。例によって順位はつけず、時系列(ブログ掲載順)に並べています。
- ルール・ピアノフェスティバル1997-2004
10枚組なのでちょっと反則ですが。Goodyearのソナタは特に印象に残ります。 - David Tongのデビュー盤
今年のベスト・オブ・デビュー盤です。メフィストワルツはEconomou盤やMatsuev盤に匹敵。 - Nikolai DemidenkoのChopinアルバム
ひたすら優美。 - Rustem Kudoyarovのデビュー盤
指が回って仕方がないというタイプですね。 - 川島基のデビュー盤
Schubertのソナタが秀演。 - Milnes/Motreal BaroqueのJ.S.Bachカンタータ集Vol.3
私のカンタータ開眼のきっかけとなったRifkin盤以来の20年ぶりのOVPPによる147番という個人的感傷も入っています。 - Polina LeschenkoのLisztアルバム
やはりLeschenkoは只者ではありませんでした。 - Junghänel/Cantus CöllnのJ.S.Bach小ミサ曲集
小ミサ曲の良さを教えてくれました。 - M.Seiler/ImmerseelのBeethovenヴァイオリンソナタ集
Schubertを聴いたときからBeethovenを弾いてくれないかな、と思っていましたが見事かないました。 - William WolframのDonizetti/Lisztオペラ編曲集
これまで買ったNaxosのLisztシリーズの中でもベストと言えそうです。
そのほかにも迷う盤がたくさんあって、KuleshovのLiszt、MustonenのBeethoven、WispelweyのDvorak、ArgerichのShostakovich、P.LewisのBeethoven、SchmidtのBach、Sepec/Queyras/StaierのBeethoven、YundiのProkofievなども候補だったのですが、結局のところ今日の気分で決めました(^^;)。別の日に選んだらまた違うリストになっていたかもしれません。
今年を振り返って、前半はまあよいペースだったのですが、後半は週2回の目標更新ペースを守れなくなってきたのが少し残念でした。その理由として、純粋に新しい盤を買っていなかったというのもあるのですが、忙しくてなかなか書けないというのもあって、ブログも2年を過ぎた頃が危ないという話があるそうで、本ブログもその危機が訪れたということでしょうか。ということで、来年は感想をもっとシンプルにしようかなと思っています。中身はアッサリになりますが、書かないよりはマシかなと。(本ブログも開始時は結構シンプルだったのですが、回を重ねるうちに1エントリが長くなってきたようで。)ついでに文体も敬体だとちょっとかしこまった感じがするので常体で独り言っぽくいこうかと思っています。それでは来年もよろしく。