先日のエチュード集が好印象だったので勢いで買ってみたもの。2枚組でCD1はChopinの(ややマイナーな)小品集、CD2はBach, Beethoven, Brahmsとオーソドックスな曲目となっている(CD2のみライヴ)。全体的に指回りの良さは相変わらずだが、今回は曲自体がエチュードほど技巧志向でないこともあってセンスが問われるところ。その点Neuburgerの演奏はやや優等生的でちょっと食い足りない感じ。軽い音質でアゴーギクも最小限に抑えているせいもあってか、清潔感はあるがちょっと素っ気無いという印象も受ける。