Jean-Frederic NeuburgerのChopinエチュード全集

[AUVERS DAS002]

前々回のコメントで教えて頂いたNeuburgerのChopinエチュード集。16歳時の録音(しかもピアノを始めたのは9歳らしい)ということだがそれにしては技術的完成度が高く、指回りの良さはかなりのもの。音の粒立ちの良さは(コメントにもあった通り)横山盤に通じるところがありそうだが、横山盤のように精密機械的な精度の高さをウリにするのとは違い、自然な勢いが感じられ、全体的に「溌剌」という言葉が似合う。若干音が硬いところがあり(録音のせいかも)、しっとりとした情感など音楽的なコクが加わればさらに面白くなりそう。