Philippe HerrewegheのJ.S.Bachミサロ短調


Herrewegheの3度目となるロ短調の録音。モテット集のときは旧盤より合唱がより活き活きとして再録の価値が十分感じられたが、果たして今回も旧盤(2回目)に比べて合唱では輪郭がよりシャープになり、透明感も増し、彼はそこを狙っているのではないかと思わせる(旧盤の独特の柔らかさも魅力であるが)。ただ惜しむらくは独唱陣が旧盤ほどは充実しておらず、そのあたりは旧盤に軍配が上がる。