Mei-Ting SunのWagner/Lisztタンホイザー序曲


12/1のエントリのコメント欄で教えて頂いた演奏。CDごと購入しようかとも思ったのだけど、メインのKreislerianaをちょっと試聴したらイマイチっぽかったので、この曲だけを$0.99でダウンロード購入。2004年Madridでのライヴ録音。聴く前は正直、(Kreislerianaのこともあって)あまり期待はしていなかったのだけど、聴いてみると意外にもかなりの優れもの。両端の巡礼の合唱の部分は必ずしも好みの解釈でないところもあるけれど、Allegro部分での指回りが素晴らしく、ライヴなので些細な瑕はあるものの、スピード感があり細かい音型がとても滑らか。この部分に関してはこれまで聴いた録音の中でも最上の出来かもしれない。(ちなみに演奏時間14:15というのは手持ちの中で最短の部類。)というわけで結構な掘り出し物であった。