Metzger/ZitterbartのBeethvenヴァイオリンソナタ第1,2,3番ほか

[Haenssler CD98.462]

実は前回のCDを買うときについでにこちらの盤(リリースはこちらの方が先)も一緒に買っていて、前回の盤を先に聴いたときそれを後悔したのだが、聴いてみるとこちらは結構悪くない。時代奏法もしっくりきているし、むしろ音程が安定している分、同じ曲を収録したM.Seiler盤より安心して聴けるかもしれない。(こちらの方が録音が4年ほど早いので、その間に腕が衰えたのか、あるいは前回の曲の方が難度が高いせいか。)ちなみに肝心の楽器の違いに関しては、当然と言えば当然だがヴァイオリンの違いよりもフォルテピアノと現代ピアノの差の方がずっと大きい。そしてフォルテピアノの方が音量のバランスの点でこの曲により相応しいように感じる。