Bugallo-Williams Piano DuoのVarèse「アメリカ」2台ピアノ版ほか

[WER 67082]

Varèseのオケ作品をピアノで弾くということで興味津々で買ってみた一枚。聴いてみるとピアノ版の春の祭典に似た雰囲気があって、特に出だしとか終盤などは、パクリとまでは言わないが似たようなフレーズもあり相当に影響を受けていたことが伺える。オケ版も改めて聴いてみたが、あちらは使っている楽器が違う分結構印象が異なるが、ピアノ版の方は音色の差がないだけにさらに類似感が強い。併録のFeldmanのfive pianosは、どうしてこの曲に5台もピアノが必要なの?と言いたくなるような、ポツリポツリとした点描的な音楽で、しかもこれが延々30分。死ぬほど退屈とはこういう曲をいうのだろうか。