Alexander MelnikovのBrahmsピアノソナタ第1,2番ほか

このところScriabinやShostakovichでいい仕事をしているMelnikovだが、今回のBrahmsもやはり素晴らしい。1,2番ソナタは若書きということでBrahmsの作品中でもそれほど重視されていないと思うが、彼の十分に練られた演奏を聴くとBeethovenのソナタにも匹敵するような魅力を感じる。1875年製Bösendolferを使っているが、現代ピアノでは分厚く重たくなりがちなことを考えるとそれも成功の一因のように思う。