Kurosaki & NicholsonのBeethovenヴァイオリンソナタ集Vol.4

このシリーズの早くも完結編。今回も相変わらず好調な演奏で、満足度の点では最初に出た9&10番と並ぶかもしれない。と言うのも今回は私の好きな8番(の第1楽章)が入っているのと、あとこれまでやや馴染みの薄かった6番が実はなかなかの魅力ある曲だと気づかせてくれたこと。特に6番の第1楽章(第1主題)はどこかBeethovenっぽくない、妙に落ち着いたというか、ユルい感じに味がある。というわけで最近はこのCDがヘビロテになっている。このシリーズもこれで終わりだが、(Beethovenの協奏曲は時代楽器盤でコレというのがまだないので)次はぜひ協奏曲を録音してもらいたいと思う。