Andrei KorobeinikovのShostakovichピアノ協奏曲第1&2番ほか

Korobeinikovは2006年の浜コンで聴いて以来わりと贔屓にしているピアニスト。もともとが地味なピアニズムの人だけにこのような協奏曲で魅力を発揮するのはむずかしいのではと危惧していたが(Melnikovのときもそんなことを言っていたような)、果たして今ひとつ特長がはっきりせず平凡な結果に終わった感がある。個人的なポイントである1番終楽章ラストも変にタメを入れているし、トランペットも音に冴えがない。24の前奏曲の方が彼の美質が現れていると思うが、こちらは曲自体があまり好きではない(やはり前奏曲にはフーガがないと…)。