Antonii Baryshevskyiのデビュー盤

[NAXOS 8.572573]

Baryshevskyiは1988年生まれのウクライナのピアニスト。Scarlatti, Debussyのほか、ラ・ヴァルス、Rachmaninovの2番ソナタペトルーシュカ3楽章という、腕に覚えあり、といったプログラムが目を引いたので買ってはみたが、正直あまりパッとしない。最初のScarlattiこそセンスを感じさせるが、ラ・ヴァルスはやや平凡、Rachmaninovはテンポがもっさりしているし、ペトルーシュカも技術的にかなり苦しい。(音が違っているのでは?というところもある。)ちなみに現在行われているエリザベートコンにも出場しているが、セミ・ファイナルには進めなかったようである。