Gabriele BaldocciのBeethoven/Liszt交響曲第1,6番

こちらは通常のピアノを使っての演奏。解釈自体もオーソドックスで、多分Liszt的な勢いはWass盤よりこちらの方があってそこはまあ悪くないのだが、勢い重視のためか細部が多少曖昧になるのが惜しい。特に6番の終楽章はポイントとなるトリルやトレモロがクリアに聴こえないのが痛い。ちなみに今回のはVol.1で今後全集となる予定だそうだが、(曲的に6番が一番好きということもあって)次回以降を買うことは多分なさそう。