Yury MartynovのBeethoven/Liszt交響曲第2,6番


最近はBeethoven/Lisztの交響曲の録音も珍しくなくなってきているが、本盤は1837年製のErardを使っているところが特徴。その意味で音は時代楽器らしい鄙びた軽快さが感じられてよいのだが、音を除いた演奏自体はあまり特長というか魅力が感じられなかった。もっとも6番に関しては私の中でGould盤の存在が大き過ぎて普通の(標準的な)聴き方ができなくなっているのかもしれないが。