Paul LewisのSchubertピアノソナタ第15,17,18番ほか

Lewisの久々のSchubertソロ録音。思えばデビュー盤の14&19番を聴いて以来彼には注目してきたわけだが、今回の新譜を聴いて、やはり今Schubertを弾かせたら最も信頼できる弾き手であると再認識した。大好きなレリーク第1楽章は思いのほか速めのテンポだったが、それでも全く説得力を失わず、むしろ展開部での畳み掛けるような切迫感が印象に残る。この調子でチクルスを完成させたらきっと最高の全集になるだろう。