Ben SchoemanのLisztアルバム

Lisztアルバム3連発の最後はSchoemanという南アフリカのピアニスト。結論から言うとこちらもイマイチ。ダンテもロ短調も緩徐部分で異様に遅いテンポを取るが、その遅さに見合うような音楽的充実が感じられず(要するにタルイ)、かと言って急速部分も技巧的に特に見るべきところはない。マイナーなCDを3枚続けて採り上げたが、Krichel盤のような掘り出し物(?)はやはりそうそうは無いようである。