Benjamin Grosvenorの’This & That’

Deccaデビュー盤が好印象だったので、本当のデビュー盤の方も買ってみた。こちらは16歳のときの録音。今回の収録曲は必ずしも馴染みの深いものばかりではないが、それでもやはり非常に洗練された、16歳にしては、などという但し書きが全く不要な完成度の高い演奏をしていたことがわかる。特にScarlatti K141での目の覚めるような鮮烈な演奏が印象に残った。