Kuijken/La Petite BandeのJ.S.Bachカンタータ集Vol.9

[ACC 25309]

今回は61, 36, 62, 132番の4曲、ということで今回もよく知っているようなメジャーな曲がなかったのは残念だが、某Milnes盤などと違ってコンスタントに出し続けているのは偉い。今回はバスとテナーのアリアが比較的多かったのが嬉しいところで、CrabbenとGenzの声質はやはり私好み、というか聴いていて気持ちがよい(Genzは例によって多少不安なときもあるが、でもレシタティーブは実に魅力的)。CrabbenとGenz、そしてC-TのMenaの3人が、今のところBachの宗教曲を聴く場合の個人的なベストメンバーという感じである。