David GreilsammerのMozartピアノ協奏曲第22 && 24番

Mozartのピアノ協奏曲はPerahia盤で満足しているので普段あまり買うことはないのだが、これはたまたま冒頭の24番を店頭で試聴して、ふつう陰鬱な雰囲気で始まることの多いオケが、快速なテンポで非常にシャキっとしているのに魅せられて思わず買ってしまった。（最近はこれくらいは珍しくないのかもしれないが。ちなみにGreilsammerの弾き振り。）ピアノはそれに比べるとやや普通だが、それでも玉を転がすように粒が揃い、コントロールがよく効いて悪くない。ただ録音のせいなのかピアノの音の情報量が少ない感じがするのは残念。実はGreilsammerは今までよく知らなかったのだが、ライナーなども見ると結構個性的というか才人のようで、今後もウォッチする価値がありそう。