Eric Le SageのSchumannピアノ・室内楽作品集Vol.6

[Alpha 135]

Le Sageというピアニストには今まであまり関心がなかったのだが、この間たまたま店頭で試聴してみたら思いのほか良かったので購入(と言っても店で売っているのは日本の代理店が噛んでいて高いので、後で海外ネットショップで安く買ったのだけど)。どこが良いのかを具体的に説明するのは難しいが、緩急・強弱がツボを押さえていてとにかく音楽に説得力がある。クライスレリアーナはSchuchのデビュー盤が最近ではお気に入りだったが、それに劣らないし、幻想小曲集も、苦手曲のためこれまで食わず嫌いだった面もあるが、初めてこの曲の魅力に触れた気がする。CD2冒頭の室内楽曲(アンダンテと変奏)もSchumannならでは幸福感に溢れていて印象的。