Yingdi SunのLisztピアノソナタほか

[Brilliant 93787]

前にどこかで書いたようにLisztのソナタは食傷気味なので、それがメインになっているCDは、それも知らないピアニストによるものは普通はスルーするところなのだが、今回のは演奏者が2005年のLisztコンクールの優勝者だということなのでちょっと気になって買ってみた。(値段も安いので。)が、結果はイマイチ。技術的に特に優れているとも思われないし、解釈的にも(たまに変わったところもあるが)ごく普通、というか平凡。歌心もあまり感じられない。正直コンクールで彼が何を高く評価されたのか、このCDを聴く限りはよくわからなかった。