Dejan LazicのRachmaninovピアノ協奏曲第2番ほか

[Channel Classics CCSSA26308]

最近はラフ2の新譜と聞いてもなかなか買う気にならないのだが、弾いているのがLazicとなると話は別。というわけで聴いてみたのだがちょっと期待はずれだったか。以前のBeethovenの2番のときもそうだったけど、ソロと違って協奏曲となると彼の個性的なピアニズムがあまり現れず、ある意味「普通」の演奏に近づいてしまうようだ。その点では協奏曲でも思い切り自分を出すMustonenとはかなり違う。録音のせいかピアノの音がこぢんまりとして今ひとつクリアさや張りに欠けるのも気になるところ。