Kuijken/La Petite BandeのJ.S.Bachカンタータ集Vol.3

Sigiswald Kuijken/La Petite Bande

S.Kuijken/La Petite BandeのJ.S.Bachのカンタータ集Vol.3がリリースされたので当然のごとく購入。今回は第82,178,102番の3曲。歌手陣は上声からHermans,Noskaiova,Genz,Grabbenで、男声は前回と同じ、アルトのNoskaiovaはVol.1から復帰、ソプラノのHermansは今回が初めてです。

全体的な印象ですが、Vol.1,Vol.2と比べると感激がやや薄かったかも。最初の82番はバスのためのカンタータなのでOVPPというウリは関係せず、バスの力量だけが問題になるわけですが(オケもありますが)、その意味でCrabbenの歌唱は私にはもうひとつ胸に響かないというか好みでない感じ。Kuijkenは82番を'93年にも同じくACCENTで録音しているのですが、そちらでバスを務めたMertensの方が懐が広い感じで良かった(少なくとも私好みだった)ように思います。他の2曲ではCrabbenはそれほど悪くないのですが、女声陣(というかソロで歌っているのはアルトだけですが)がいまひとつで、その意味で今回はテノールのGenzが一人気を吐いているといった印象です。でもまあこのシリーズは今後も買い続けていくことになると思います。

ところで先日このブログのタイトルの'forte'の部分が'fortre'にタイプミスしていることに気がつき、速攻で直しました(笑)。このブログもかれこれ1年近くになるのですが、今まで気が付かなかったなんてアホですな〜。本文の方もアップした後は読み返すことはほとんどないので、実は誤字脱字の山かもしれませんね…(^^;)。