Nikolai LuganskyのBrahms & Chopinピアノ協奏曲第2番

[ART-097]

これらの曲は正規盤(スタジオ録音)が出ていないはずということで買ってみたのだが、残念ながら音質が今ひとつ。最近の録音とは思えないようなレトロ風というかちょっとボヤけたような音で、解像度があまりよくない。それでもBrahmsの第1楽章などはLuganskyらしい深々とした余裕のある打鍵が堪能できるのだが、終楽章のようなleggieroな曲想になるとさすがに音の明晰さの欠如が気になる。ちなみにCDが終わる直前には全く別のピアノ曲の冒頭がわずかに入っていたりして、編集も結構いい加減である。