2008-08-04 Elizabeth FarrのJ.S.Bachリュート・ハープシコード作品集 Elizabeth Farrというと、今年初めに出たByrdの'My Ladye Nevells Booke'が既に私の愛聴盤になりつつあるが、その彼女の新譜で、普通はリュートで演奏されることが多い作品をリュート・ハープシコードで弾いている(同様のCDはこれまでにもRobert Hillなどが出している)。クリアでありながら通常のチェンバロよりも柔らかい音色や、二段鍵盤による音色の変化(エコー効果)など、こちらもなかなかツボにはまっている。何よりチェンバロ特有のタメの入ったアゴーギクが私好み。この調子でBachの他のチェンバロ作品も録音してくれると嬉しい。