Pascal GalletのJolivetピアノ協奏曲ほか

[ACO-CD 20808]

Jolivetのピアノ協奏曲は、初演者のDescavesの2種の録音がいずれもピアノの音がボケ気味な上に動きもモッサリしていて曲の面白さがイマイチ伝わっていない感があるのに対し、今回のライヴ録音はピアノの音も割とクッキリして(逆にオケが少し引っ込み気味かも)、少なくともDescaves盤よりは楽しめる。ちなみにこの曲はEntremontの演奏(LP盤)が良いという評判だが、残念ながら未聴(というか、ひょっとして大昔に試聴したことがあったかもしれないが覚えていない^^;)。併録の夜のガスパール管弦楽版も意外に面白くて、もしRavelが編曲したら実はこんな風になったのかも。